おすすめ証券口座

市川雄一郎のNISA講座(9)楽天証券 つみたてNISAのはじめ方と買い方

NISA制度は2024年から制度変更になります。本記事は制度変更前の内容となっており、2023年内いっぱいまで有効です。くわしくは新制度について現行制度からの変更点を書いた以下の最新記事をご覧ください。

【速報・2024NISA拡充】2制度同時利用・恒久化で投資枠年360万*生涯枠1800万円に!2024年からNISAの制度が大幅に変更になります。2022年12月の与党税制改正大綱に盛り込まれる内容をもとに、新規制度の要点を速報しました。...

 

「楽天」といえば、日本人のだれもがその名を聞いたことがあると思います。

 

オンラインショッピングの「楽天市場」はじめ、旅行サイトや携帯、フリマなどインターネット・通信関連で様々なサービスを手がけ、知名度ばつぐんですね。

 

オンライン証券である「楽天証券」もこの楽天グループの1つ。

 

この証券子会社も「楽天経済圏」の1つであり、グループ全体で共通して使える楽天ポイントで投資ができるなどのメリットがあり、若い方を中心にとても人気があります。

 

もちろん「つみたてNISA」を始めることもできます。

 

今回はこの人気の楽天証券でつみたてNISAを始めたいという方に向け、口座の開き方と利用方法をわかりやすく解説していきます。

 

つみたてNISAとは(かんたん解説)

つみたてNISAとは、日本人の個人向け非課税投資制度の1つです。専用口座で1年間40万円、最長20年で合計800万円までつみたて投資ができ、そこの運用で得た利益の税金が免除されるというありがたい制度です。選べる投資商品は一般NISAより限られますが、金融庁が厳選した商品のみ認められているため、あやしい商品やリスクの高い商品がないので安心して利用できます。

注意*投資ですので損失が出ないわけではありません。

 

楽天証券が人気の理由

 

まずは楽天証券の人気の秘密について解説しておきましょう。

 

数多くある証券会社の中で、クレジットカードで支払いができ、貯まったポイントもつみたてNISAの支払いにあてられるのは楽天証券だけ(2021年5月現在)。

 

また、楽天証券でつみたてNISAを運用するという事は、様々お店で楽天ポイントを貯め、つみたてNISAの決済に使えます。

(ポイント還元率が決済金額の1%であることを考えると、後発組に負けないストロングポイントにも繋がります。)

 

楽天NISA始め方

 

つみたてNISAを始めるには、最初に楽天証券の総合取引口座と、つみたてNISA口座を開設する必要があります。

 

口座開設手続方法は、楽天証券サイト内にある「口座開設」ページから手続きができます。

 

また、楽天会員でない方は、メールアドレスの入力を求められるので、入力すると申し込み用のURLが送られてきます。

 

楽天会員の場合、アカウントに紐付けているメールアドレスに申し込み用のURLが送られてきます。

 

届いたURLから申し込みページにアクセスし、必要な同意や個人情報の入力を済まして、本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、住民票など ※本人の名前、生年月日、住所が明瞭に確認できるもの)を、郵送するかアップロードします。

 

手続き後(申し込み書類送付後)、審査を経て1~2週間ほどで口座開設のお知らせが郵送で届きます。

 

また、「つみたてNISA」口座の申し込みは、楽天証券での審査とは別に税務署審査があるので、同時に申し込んだ場合でも通知が別々になるので覚えておきましょう!

 

通知が届いたら口座開設のお知らせに記載されているログインIDとパスワードを使ってマイページにアクセスします。

 

登録した証券口座に入金を済ませたら取引を始めることができます。

 

〜楽天証券つみたてNISA口座まとめ〜

  • 総合取引口座とつみたてNISA口座を同時に申し込み
  • 初期設定+マイナンバー登録
  • つみたてNISA口座での取引開始

 

 

楽天NISAで初めての積立設定

 

初めての積立設定

出典:楽天証券

 

NISA口座が開けたら、さっそく積み立てをしていきましょう。

 

以下、楽天証券の実際のホームページの図をもとに、設定方法をステップごとに解説していきます。

 

(1)楽天証券ホームページからログイン。

 

(2)「NISA つみたてNISA」メニューをクリック。

 

(3)「ファンドを探す」をクリック。

投資信託の積立設定

 

(4)「パッケージから選ぶ」をクリック。

パッケージから選ぶ*積み立てる投資信託はファンド名を検索して選ぶこともできます。

 

(5)パッケージを選んでクリック。

パッケージを選んでクリック

 

(6)「このパッケージのファンドを積立注文する」をクリック。

このパッケージのファンドを積立注文

 

(7)「楽天カードクレジット決済」をクリック。

楽天カードクレジット決済

 

(8)カード情報を入力し、「登録」をクリック。

カード情報を入力

 

(9)毎月購入する金額を入力。

 

毎月購入する金額を入力*増額設定を組み合わせることで、つみたてNISA枠上限の40万円を使い切ることが可能です。

 

(10)「目論見書の確認へ」をクリック。

目論見書の確認へ

 

(11)「未閲覧の書面を確認する」をクリックして目論見書を確認。

未閲覧の書面を確認

 

目論見書(もくろみしょ)って何?

投資信託などの有価証券を売り出すときにつくられる情報開示文書のことで、その商品をつくった会社や投資内容などについて詳細が記されています。証券会社などの金融取引業者(ここでは楽天証券)はこの商品を販売する際、必ず投資家にこの目論見書を交付しなくてはならなと法令で義務付けられていて、投資家も購入の際に目を通すことが求められます。大事な情報がいっぱい詰まっていますので、読むのが面倒と思っても必ず目を通すようにしましょう。

 

(12)楽天証券の取引暗証番号を入力し、「注文する」をクリック。

楽天証券の取引暗証番号を入力

 

(13)積立設定完了!

積立設定は完了

 

難しそうに思っていた方でも、画像を見てみると意外と簡単に購入することができますね!

 

楽天証券にもつみたてNISAの設定方法を解説したページがあるのでそちらも参考にしてみてください。→ページはこちら

 

設定が済めば、あとは買付日ごとに自動的にクレジットカードでつみたて商品が購入されます。

 

手数料について

 

長期間の投資を行う場合、運用にかかる手数料はなるべく小さいことが大切です。

 

たとえ0.1%の違いでも、10年20年と積み立てていくと大きな差になります。

 

金融庁は、投資初心者でも安心して運用ができるように、つみたてNISAの投資対象となる投資信託に対して厳しい制限を設けています。

 

このうち、投資信託にかかる手数料にあたるのが「信託報酬」で、投資額に対して年間でどれだけの費用がかかるかを示したものが「信託報酬率」(または経費率)といいます。

 

金融庁はこの信託報酬率に上限を設け、つみたてNISAの運用にかかる手数料が大きくならないようにしています。目安は以下の通り。

 

  • アクティブ型投資信託(国内型)→ 年1.0%以下
  • アクティブ型投資信託(国際型)→ 年1.5%以下
  • インデックス型投資信託(国内型)→ 年0.5%以下
  • インデックス型投資信託(国際型)→ 年0.75%以下

この中ではインデックス投資信託(国内型)が一番低いのがわかりますね。

 

アクティブとインデックス

一定の条件でグループ化した銘柄群の全体の値動きを示すものを「株価指数(インデックス)」といいます。テレビや新聞などのニュースでよく目にする「日経平均」や「TOPIX(トピックス)」、アメリカの「ダウ平均」「S&P500」などがその代表で、経済成長や景気動向などの判断に使われたりします。

インデックス型の投資信託とは、これらの株価指数とまったく同じ値動きとなるように構成銘柄をそろえたもので、「インデックス投信」とか「インデックスファンド」とも呼ばれます。

これに対し、「ハイテク関連」とか「次世代通信」「太陽光エネルギー」などのさまざまな投資テーマに基づき、独自に組み入れる銘柄を選定した投資信託をアクティブ型投資信託(アクティブファンド)と言います。

インデックス型がすでにある指数をまねるだけなのに対し、アクティブ型は独自の調査やそれを運用するプロの人材が必要な分、手数料は高めになります。また買い付ける株式や債券が国内より海外の方が手間がかかるため、一般的に国際型の方が国内型より高くなる傾向にあります。

 

つみたてNISAのおすすめ商品

 

対象となる投資信託の中では、しっかりお金を育ててくれて手数料も格安のアメリカの「S&P500」や「全世界株式」という指数に連動する国際型のインデックス投資信託が人気です。

 

ただし、手数料が低ければ低いほどいいというわけではなく、高い手数料に見合うだけの上昇が期待できる分野のアクティブ投信もあるし、インデックス型も世界経済や景気動向が悪ければ短期間ではマイナスになることもあります。

 

どれだけの期間投資するのかを考え、しっかり運用してくれる投資信託を自分で判断して選ぶ必要があります。

 

おすすめの投資信託などは別の記事にまとめていますのでそちらをお読みください。

 

おすすめの買い方

 

最初に楽天証券の人気の理由を書きましたが、やはり毎回の積立金を楽天カードで支払い、また貯まった楽天スーパーポイントで支払うのがおすすめです。

 

楽天カードは、100円につき1ポイントが貯まる仕組みになっています。

 

つみたてNISAの支払い毎月30,000円を楽天カードで支払えば300ポイント(300円)貯まるわけですから、運用とは関係なく1%の利益を確定することが出来ます。

 

つみたてNISAのシミレーション

 

つみたてNISAシミレーション

 

楽天証券のホームページには、つみたてが将来どうなるかを計算してくれるシミュレーションのサイトがあります。

 

毎月の積立金額から最終積立金額を計算したり、目標金額から逆算して毎月必要な積立金額を計算することが出来ます!

 

自分がどれくらいの資産を築きたいのか、それにはどれくらいの積立金が必要なのかわかる便利なツールなので、一度使ってみてはいかがでしょう→サイトはこちら

 

楽天証券つみたてNISAまとめ

 

数多くある証券会社の中から、ズバリ楽天証券でのつみたてNISAをお勧めする理由は以下の3点です。

  • クレジットカード(楽天カード)で支払い可能
  • クレジットカードのポイントを、つみたてNISAの支払い可能
  • 全177本の豊富な投資信託商品(2021年6月現在)→商品一覧はこちら

 

こんな人におすすめ!

 

  • 「つみたてNISAを始めてみたい」
  • 「楽天ポイントも貯めたい」

 

という人。

 

クレジットカードやポイントでつみたて出来るのは今のところ楽天証券だけです。楽天で買い物が多い方や、クレジットカードが楽天の方にはぴったりですね!

 

また、現金での運用は少し「ハードルが高い」と思う方でも、楽天ポイントを元手とした運用なら投資初心者でもチャレンジしやすいです。

 

ポイント投資は100円から可能なので、こちらも楽天がおすすめです。

 

うれしい特典がいっぱいの楽天証券。投資信託のメリット・デメリットもきちんと理解しつつ、無理のない範囲でつみたて投資を始めてみましょう!

 

 

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