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市川雄一郎のNISA講座(11)NISA・つみたてNISA 楽天ポイントで投資する方法

NISA制度は2024年から制度変更になります。本記事は制度変更前の内容となっており、2023年内いっぱいまで有効です。くわしくは新制度について現行制度からの変更点を書いた以下の最新記事をご覧ください。

【速報・2024NISA拡充】2制度同時利用・恒久化で投資枠年360万*生涯枠1800万円に!2024年からNISAの制度が大幅に変更になります。2022年12月の与党税制改正大綱に盛り込まれる内容をもとに、新規制度の要点を速報しました。...

 

楽天証券では、楽天ポイントで投資信託や株を購入できることをご存じでしょうか?

 

楽天市場での買い物と同様に、現金とポイントを組み合わせた投資や、ポイントだけでの投資運用も可能です。

 

投資信託は100円から購入でき、気軽に始めることもできます。

 

今回は、楽天証券のつみたてNISA口座での楽天ポイントを利用した投資方法などをわかりやすく解説していきます。

 

楽天ポイント投資とは?

 

楽天ポイント投資とは。

 

楽天グループのサービスを利用し、貯まったポイントで投資信託や株が購入することができるサービスです。

 

以前は投資信託だけでしたが、2019年10月からは国内株式の現物取引の購入代金や手数料にも利用できるようになりました。

 

また、ポイントで購入した株や投資信託は通常購入したものと同じ扱いになるので、売却して現金化することもできます。

 

ただし、ポイント投資に利用できるのは「通常ポイント」のみで、以下のポイントは利用できませんのでご注意ください。

 

  • 期間限定ポイント
  • 申込日時点で有効期限切れのポイント
  • 他ポイントから交換した楽天ポイント

 

つみたて投資にも楽天ポイント

 

楽天ポイントはつみたて投資にも利用が可能です。

 

積立の上限額は月5万円で、引き落としは以下の方法から選択が可能です。

  • 楽天カード
  • 楽天銀行
  • 楽天支払い口座
  • 楽天証券の証券口座
  • その他金融機関

 

楽天証券で設定することで、毎月1日に決まった額のつみたてをします。

 

その際、「楽天経済圏」でたまったポイントが自動的に支払いの一部に充当されます。

 

さらに、楽天カードで決済する場合、ポイント以外で支払った分には再び「100円につき1ポイント」の楽天ポイントが付与されます。

 

ほかの支払い方法や引き落としの場合、カード利用にはならないため、新たなポイント付与されないので、楽天カード決済がお得です。

 

もちろん、つみたてNISAの口座でも同様にポイントが利用できます。

 

つみたてNISAの場合は個別株は購入できず、金融庁が定める投資信託のみに限定されますが、非課税の投資枠が年間40万円あり、これを20年間、つまり800万円分の非課税枠が利用できますので、コツコツ長期で投資したい方に向いています。

 

貯まったポイントで投資信託や株が購入できますので、いきなり現金で投資をするのが不安な初心者にもおすすめです。

 

先に書きましたが、楽天ポイントが投資に利用できるのは「通常ポイント」だけ。「期間限定ポイント」は利用できませんので注意しましょう。

 

通常ポイントの有効期限は、最後に獲得したポイントの月を含む1年間です。

 

ただし、有効期限内に新たに通常ポイントを獲得した場合は、すでに保有しているポイントの有効期限も延長します。

 

楽天ポイント利用の方法

それでは実際に楽天ポイントを利用するやり方を順を追って紹介していきましょう。

 

楽天証券で口座開設

まず、楽天証券で口座を開設することが必要です。

 

楽天証券のWebサイトから口座開設を申し込み、登録したメールアドレスに届いたメールに記載されているURLを開きます。

 

本人確認書類の提出方法は、「WEB」と「郵送」から選択が可能です。氏名、住所といった本人情報を送信し、審査結果を待ちます。

 

審査が通った方にはログイン用IDが届きます。本人確認書類をWEBで提出した方はメールで、郵送で提出した方は郵送でそれぞれ届きます。

 

ログイン後に暗証番号や勤務先情報を設定をして、マイナンバーを登録すれば口座開設完了となります。

 

つみたてNISAを始めるには

つみたてNISAを始めるには、「NISA用の口座」をさらに開設する必要があります。

 

NISA用口座は、総合取引口座と同時に開設申し込みが可能ですので、初めて楽天証券に口座を開く人は同時に申し込んでしまいましょう。

 

つみたてNISA用口座の申込方法は、総合取引口座の申込時にNISA用口座を一緒に申請するだけです。

 

すでに総合取引口座を持っていて追加でNISA用口座を開設したい人は、楽天証券にログインしてNISA用の口座開設を申し込みましょう。

 

つみたてNISA用口座開設には、楽天証券の審査とは別に税務署の審査が必要となります。そのため総合口座より開設は遅くなるので注意しましょう。

 

ポイント投資の手順

ステップ1:現在のポイントコースを確認します。

 

パソコンサイトにログイン後、「マイメニュー」→お客様情報の設定・変更「ポイント設定・SPU」からポイント設定・SPU画面を開きます。

出典:楽天証券

 

現在のポイントコースを確認をして、ポイントコースを変更したい場合は変更します。

*2020年5月17日以降に「楽天会員の方」を選び口座開設した場合は、はじめから「楽天ポイントコース」が設定されています。

*SPUの条件達成には「楽天ポイントコース」であることが必要なので覚えておきましょう。

 

ステップ2:ポイント利用設定積立(投資積立)手順

同じ画面でポイント利用設定(投信積立)をしていきます。

 

①「ポイント利用設定」の中の「投資信託 積立注文」の「設定を変更する」をクリック。ポイント利用設定(投信積立)画面を開きます。

 

②ポイント利用は「利用する」を選択して、利用するポイント上限数を入力します。

*注文のポイント利用の設定は、「毎月の利用上限ポイント」「毎日の利用上限ポイント」「すべてのポイント利用」から選択できます。

*投信積立のポイント利用設定は、ファンドごとの設定ではなく、引落方法に「証券口座」または「楽天カードクレジット決済」を指定している積立注文に対して、月初から順にポイントが利用されます。

 

③取引暗証番号を入力し、「設定する」をクリックします。

 

④ポイント利用設定(投信積立)完了です。

 

まとめ

楽天ポイントは1ポイントから利用可能で、通常のお買い物のように投資にも使えます。

 

最初はなかなか現金で投資がしにくい初心者も、ポイントを元手にした資産運用ならチャレンジしやすいですね。

 

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